2011年2月26日 新しい畑の土つくり
昨日は5人で土つくり。新しく借りた土地を開墾しました。開墾て大袈裟なと思いますよね。
実際まさに開墾のような畑の土台作りでした。以前使われてた方が自然農法で
農薬系は一切使っていないということで、そこのところは安心だったのですが、
たぶん半年以上はなにも作ってなかったと思われ、その分かなり野生化してまして、
雑草も生え放題でした。
あと、自然栽培の方が時々使われるソルゴーという稲系の植物があり、
※バンカープランツと害虫の天敵の住処となったりモンシロチョウ対策で使われます。
背丈は2mくらいになるため風よけにもなります。
株間に植えるか畑の周りに植えるかでバンカープランツか風除けかがわかります。
昨日の畑では、畑の周りに植えられており、自生して茎も竹のように硬くなって、
うっそうとした状況でした。
僕らの畑のやり方は、まず周りの畑作の人たちとの対話から始まります。大抵は、おばあちゃんが
多く、この畑の周りも同様おばあちゃんたちでした。みなさん異口同音に、草の管理をしっかり
してほしいというものでした。
自然農法という名のもとに草も自然な状態にしたり背の高い草を周りに配置することの問題点は
おばあちゃん達の不平不満となるということもあるという事実があります。
自然農法でも、有機栽培でも、周りとの調和をなくしてはやはり難しいです。離れ小島でならば
自分たちのやりたいようにやってもいいかもしれませんが、一般農地では共存共栄であり、
隣が嫌ということはしないということですね。とにかく、背の高いものはすべて抜き去り
雑草も全部刈り取りました。堆肥をすきこんでいると、何人かの人たちが集まってきて
「これはいい堆肥だ。においもいろもいい!」と口々に。「しっかりやってな」と
なかなか友好ムード。期待に応えてきれいに畑を遣わさせていただきます。
それにしても、雑草の種が拡散して近隣の人が困ったり、日陰になってこまるという話は
自分たちのスタンダードは必ずしも他人のスタンダードとは限らないという点で
深く考えさせられました。
もちろん自然農法を否定するものではありませんし、今回はレアなケースだったと思いますが。
僕らの林講師がいう、
「雑草はしっかり抜き、畑はきれいにしなさい。」とは、養分競合の問題だけでなく、
他人に迷惑をかけない!という意味も含んでいるんだなと改めて思いました。
※バンカープランツとは
天敵温存植物といい、イネ科のソルゴーにはアブラムシが非常に繁殖しやすく、それを食べに
天敵も多く発生します。てんとう虫なんかも来ますね。その発生した天敵で作物の害虫駆除を
してもらおうという考えです。しかし、他にもいろいろな虫がくるため
しっかりとした管理と知識も必要になります。
また、栽培が終わった後のソルゴーの処理について、茎も大きく土にすきこむことが出来にくい
という難点もあります。(今回はこの問題点でしたね)
実際まさに開墾のような畑の土台作りでした。以前使われてた方が自然農法で
農薬系は一切使っていないということで、そこのところは安心だったのですが、
たぶん半年以上はなにも作ってなかったと思われ、その分かなり野生化してまして、
雑草も生え放題でした。
あと、自然栽培の方が時々使われるソルゴーという稲系の植物があり、
※バンカープランツと害虫の天敵の住処となったりモンシロチョウ対策で使われます。
背丈は2mくらいになるため風よけにもなります。
株間に植えるか畑の周りに植えるかでバンカープランツか風除けかがわかります。
昨日の畑では、畑の周りに植えられており、自生して茎も竹のように硬くなって、
うっそうとした状況でした。
僕らの畑のやり方は、まず周りの畑作の人たちとの対話から始まります。大抵は、おばあちゃんが
多く、この畑の周りも同様おばあちゃんたちでした。みなさん異口同音に、草の管理をしっかり
してほしいというものでした。
自然農法という名のもとに草も自然な状態にしたり背の高い草を周りに配置することの問題点は
おばあちゃん達の不平不満となるということもあるという事実があります。
自然農法でも、有機栽培でも、周りとの調和をなくしてはやはり難しいです。離れ小島でならば
自分たちのやりたいようにやってもいいかもしれませんが、一般農地では共存共栄であり、
隣が嫌ということはしないということですね。とにかく、背の高いものはすべて抜き去り
雑草も全部刈り取りました。堆肥をすきこんでいると、何人かの人たちが集まってきて
「これはいい堆肥だ。においもいろもいい!」と口々に。「しっかりやってな」と
なかなか友好ムード。期待に応えてきれいに畑を遣わさせていただきます。
それにしても、雑草の種が拡散して近隣の人が困ったり、日陰になってこまるという話は
自分たちのスタンダードは必ずしも他人のスタンダードとは限らないという点で
深く考えさせられました。
もちろん自然農法を否定するものではありませんし、今回はレアなケースだったと思いますが。
僕らの林講師がいう、
「雑草はしっかり抜き、畑はきれいにしなさい。」とは、養分競合の問題だけでなく、
他人に迷惑をかけない!という意味も含んでいるんだなと改めて思いました。
※バンカープランツとは
天敵温存植物といい、イネ科のソルゴーにはアブラムシが非常に繁殖しやすく、それを食べに
天敵も多く発生します。てんとう虫なんかも来ますね。その発生した天敵で作物の害虫駆除を
してもらおうという考えです。しかし、他にもいろいろな虫がくるため
しっかりとした管理と知識も必要になります。
また、栽培が終わった後のソルゴーの処理について、茎も大きく土にすきこむことが出来にくい
という難点もあります。(今回はこの問題点でしたね)
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